Life/緊急時に無料開放する公衆無線LANサービス

災害用統一SSID/ファイブゼロジャパン 
00000JAPANってなに?

スマホで利用する手順を先に見たい!

1.どこが提供しているサービスですか?

ドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの携帯電話各社が連携し、災害時に被災者への通信支援として無料開放する公衆無線LANサービスです。

2.どんなときに発令されますか?

(通常は使えないが)地震・台風・豪雨など、災害発生時、大規模通信障害時に使えるようになります。

3.利用するのは有料ですか、無料ですか?

無料です。

4.利用者側のスマホに必要な条件はありますか?

各自のスマホで、WiFiが受信できる環境が必要です。
パスワードやメールアドレス登録などの認証は必要ありません。

5.パスワードも認証もないって、セキュリティーはどうなっているの?

暗号化されていない通信となります。簡単にだれでも利用できる反面、悪意を持った人物によるなりすましWi-Fiが設置しやすくなります。
しかし、[00000JAPAN]発令は緊急事態です。利用する際はできる限り「連絡」「情報収集」目的に限定し、個人情報が含まれる情報のやり取りは控えるようにしましょう。

6.だれでも/自由に利用できますか?

[00000JAPAN]が発令されると、次のような場所で提供されます。
各キャリアのWiFiスポット
公共施設、駅・空港・大型商業施設
地方自治体と連携した地域WiFi

自分のスマホのキャリアに関係なく誰でも使えます。
発令されたら、自分のスマートフォンのWi-Fi画面のネットワーク一覧から、[00000JAPAN]を探してタップし接続します。

7.アプリや登録は必要ですか?

「00000JAPAN」専用のアプリはありません。登録も必要ありません。

8.どんなことに利用できますか?

災害時は、大勢の人が一斉に連絡を取ろうと行動するため、電話がつながりにくくなったり、インターネット回線が混み合ったりします。そんなときにWi-Fiでのインターネット接続が可能になり、情報収集が容易になります。

9.00000JAPAN (2013年1月発足)が、これまでに発令された事例

熊本地震 (2016年)/台風19号 (2019年)/能登半島地震 (2024年)


00000JAPAN 接続手順ガイド ※2025/05/30時点

災害時に提供される無料Wi-Fi「00000JAPAN」を、スマホで確実に使えるようにするための接続手順を紹介します。
事前に知識と準備をしておかないと、いざという時に使いこなせない可能性があります。

この手順は、実際に00000JAPANが発令されているときに行う手順です。

Step 1:Wi-Fiをオンにする
iPhoneの場合
「設定」 → 「Wi-Fi」 → スイッチをオン(緑)


Androidの場合
「設定」 → 「ネットワークとインターネット」 → 「Wi-Fi」 → オンにする

Step 2:「00000JAPAN」を探す
Wi-Fiの一覧を表示し、「00000JAPAN」が表示されているか確認します。これは、災害発生時に開放されたエリアでのみ出てきます。

Step 3:00000JAPANを選んで接続する
「00000JAPAN」をタップすれば、パスワードなしで接続されます。

場合によっては、接続用の確認画面(ポータル画面)が出ることがあります。この画面が出た場合は「インターネットに接続」または「同意して利用開始」をタップします




接続できたら
災害情報、自治体のWebサイト、LINEでの安否連絡などが利用可能になります。
接続が不安定な場合は、Wi-Fiルーターに近い場所(施設の出入口や案内所付近など)へ移動してください。

通信が不安定な場合は、電話の強い場所に移動しましょう。

利用時の注意点
暗号化なし:通信は暗号化されていない → 個人情報やログインは避ける。
自動接続されない:「00000JAPAN」は毎回手動で接続する必要がある。
通信制限に配慮:災害時は連絡・情報収集に限定し、動画視聴などは控える。
混雑対策:接続しにくい場合は、時間を置くか場所を変えて再接続

00000JAPANは非常に心強い無料Wi-Fiですが、「存在を知っていること」「手動で接続できること」がとても大切です。

「00000JAPN発令時に、LINE通話を利用して110や119といった緊急通報をすることもできますという記事を見かけることが:

LINEでは位置情報の提供機能がないため、緊急通報の信頼性が低く、通常の緊急通報(110番や119番)には対応していないという情報もあります。
LINE通話を利用した緊急通報が実際に機能するかどうかは、通信環境や技術的な制約による可能性があります。
総務省が00000JAPANの取り組みを推進している一方で、LINEは民間企業であり、緊急通報の仕組みを公式に提供しているわけではないため、確実な緊急通報手段としては通常の電話回線を利用することが推奨されます。

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