Life/京成 『顔認証』SKYLINER 第一弾👍

「スカイライナーの顔認証なんて誰が使うの?」
と思った私が、仕組みを知って驚いた話
★列車を予約しない指定席
★顔認証が改札ではなくタブレット
★空港アクセスだから成立
日本人で誰が使うんだろう?
最初に見たときの正直な感想はこうでした。
ICカードが当たり前の日本で、わざわざ顔認証?
しかもチケットを予約して、タブレットに顔をかざすだけで乗れるという。
正直なところ、最初は「ちょっと大げさなサービスでは?」と思っていました。
ところが調べてみると、この仕組みは単なる「最新技術の導入」ではなく、空港鉄道として非常によく考えられたシステムだったのです。
列車を予約しない「指定席」
顔認証サービス Skyliner e-ticket Face Check in Go は、京成スカイライナーのチケットシステムです。
普通の指定席は
→ 列車を選ぶ
→ 座席を選ぶ
→ チケット発券
という流れになります。
ところがこのサービスは違います。
実は、予約時には列車を決めません。
購入するのは(例えば)「京成上野 → 成田空港」などの乗車権だけ。
そして駅で顔認証をすると、その時点で直近に出発するスカイライナーの座席が自動で割り当てられます。
つまり、列車を予約する指定席ではなく、「席だけ保証される指定席」という、少し不思議な仕組みになっています。
空港利用者にはとても合理的
この方式は、空港アクセス列車だからこそ成立します。
空港利用者は
✨飛行機の到着が遅れる
✨入国審査が混む
✨荷物が出てこない
など、予定がずれることが普通です。
もし列車を固定してしまうと「予約した列車に間に合わない」という問題が起こります。
しかしこの仕組みなら、駅に着いた時点で次に乗れる列車に自動で座席を割り当てるだけです。
とても合理的な設計です。
なぜ顔認証なのか
さらに興味深いのは、なぜ「顔認証」を採用したのかという点です。これは外国人旅行者を考えるとよくわかります。
海外から来た旅行者は
✨日本のICカードを持っていない
✨日本語がわからない
✨券売機の操作が難しい
ということが多いです。
そこで
1.事前にチケットを購入(顔を登録)
2.駅で顔をかざす
3.そのまま乗車
という、言葉も操作もいらない仕組みにしたわけです。空港のチェックインに近い発想と言えるかもしれません。
タブレットなのにも理由がある
顔認証と聞くと、改札機にカメラが付いていそうな気がします。しかし実際には、改札の横にあるタブレットで顔認証を行います。これにも理由があります。
日本の自動改札は、ICカードなどを 0.2秒ほどで処理する世界に誇れる高速システムです。
もし顔認証を改札に組み込むと、
➡認識に時間がかかる
➡エラーが出る
といった理由で改札の流れが止まる可能性があります。
そこで、
顔認証 ➡ タブレット
改 札 ➡ 従来どおり
という形でシステムを分けているのです。鉄道会社らしい、かなり慎重な設計です。
このような新しい仕組みが実現できたのは、京成スカイライナーの条件も関係しています。
→ 路線がシンプル
→ 停車駅が少ない
→ 全席指定
さらに、空港アクセス列車という特殊性もあります。
巨大な鉄道ネットワークを持つ会社では、システム全体への影響が大きくてなかなか導入できません。
その意味では、このサービスは空港鉄道ならではの実験的な仕組みとも言えるでしょう。
最初の印象が変わった
最初は「誰が使うの?」と思っていた顔認証乗車サービス。
しかし仕組みを知ると、
→ 空港利用者の行動
→ 鉄道システムの制約
→ 外国人旅行者への配慮
などをよく考えて作られていることがわかります。
むしろ、「なるほど、これは空港アクセス列車として理にかなっている」という印象に変わりました。
技術そのものよりも、どう使うかの発想が面白いサービスだと思います。

最初は「日本人で誰が使うの?」と思っていた顔認証サービス。
でも仕組みを知ると、空港アクセス列車としてとてもよく考えられたシステムでした、というお話。


