Life/「原型を残しながら老化する」という美学

老いは変化、でも“私”はそのまま
※いろいろな情報を元にまとめた内容です
もし、久しぶりに再会した人に「まあ、変わらないわねぇ!」と言われたら、だれでも嬉しいものですね。
でもそれは「若く見える」からではなく、「その人らしさ」がちゃんと残っているから。
この“原型”って、実はちょっとした積み重ねで保てるものなのかもしれません。
「顔つき」は日々の積み重ね
表情のクセや、笑い方、目の動き。
それらは年齢とともに深みを増すけれど、急に変わるものではありません。よく笑う人は、笑いジワがその人らしさになるし、よく目を見て話す人は、目元の印象が残ります。
つまり、「原型」は“顔の使い方”で育つ。
鏡を見るとき、メイクよりも「今日の顔つき、どう?」と問いかけてみるのも面白いかもしれません。
「見た目の記号」を大切にする
眼鏡の形、髪型のシルエット、帽子のクセ。
こうした“見た目の記号”は、記憶の中の自分をつくる要素です。
たとえば「いつも前髪がふわっとしてる人」「丸い眼鏡の人」「スカーフを巻いてる人」など、ちょっとした“定番”があると、年月を経ても「あの人だ」と思い出してもらいやすくなります。
「変えない部分」を意識してみる
変化を楽しむのも素敵ですが、「変えない部分」を持つことも、原型を残す秘訣。
たとえば、髪の分け目、眉の形、声のトーン、歩き方など。
それは“こだわり”ではなく、“自分らしさの芯”。
変えないことで、時を超えても「その人らしさ」が浮かび上がります。
「昔の写真」をたまに眺める
若い頃の写真を見て、「ああ、ここが今も残ってるな」と気づくことがあります。
それは顔のパーツではなく、雰囲気や立ち方、視線の向け方だったりします。
写真は“原型の地図”。
たまに見返して、自分の“らしさ”を再確認するのも、ちょっとした楽しみです。
「らしさ」は、ちょっとしたクセに宿る
バッグの持ち方、手の動き、話すときの間。
そういう“クセ”は、他人の記憶に残るもの。
無理に変えようとせず、むしろ「これが私のクセ」と受け入れることで、原型は自然と育っていきます。