Life/iPhoneにマイナカードを追加してみた

以下の内容は 2025.09.24時点の情報を元にまとめたものです

そもそもスマホのマイナンバーカードに個人データを記録する仕組みは存在しません

マイナンバーカードには、名前や住所などの個人情報は入っていません。
代わりに、“この人は本人です”と証明するためのデジタルな証明書が入っています。
このデジタルな証明書を使って、スマホやパソコンから安全に手続きができるようになります。

1.iPhoneにマイナンバーカードを追加

「iPhoneでマイナンバーカードが使えるようになった」と聞いて、ちょっと気になっていたので、Apple Walletに追加してみました。

正直、「個人情報がスマホに入るの?」と不安もありましたが、調べてみると、カードの中には名前や住所などの情報は入っていないとのこと。
代わりに入っているのは、本人確認のための“デジタルな名札(電子証明書)”のようなもの。 これを使って、「この人は本人です」と安全に証明できる仕組みになっています。つまり、スマホでピッとすることで、「私はこの手続きをする本人です」と伝えることができるんですね。
アプリの削除も、再登録も、機種変更もいたって簡単!ということがわかったのでとりあえずやってみることに!

「マイナポータルで見られる情報の大半」は、国や自治体のサーバーにあるもので、[マイナカード]や[スマホ]の中に保存されるわけではない。

その“デジタルな名札(電子証明書)”を使って、行政サービスやマイナポータルにアクセスすると、サーバー上にある情報を見ることができる。

2.iPhoneのマイナンバーカードに保存されるもの

iPhone版マイナンバーカードは、「物理カードの完全コピー」ではありません。一部の機能だけがiPhoneに移植された形です。中身は以下です。
利用者証明用電子証明書署名用電子証明書
(紐づけた場合)保険証機能

3.iPhoneでマイナンバーカードに保険証の利用登録(紐づけ)をすると

マイナンバーカードと保険証を紐づけると、前述の図にあるように[空き領域]という区分内に、「オンライン資格確認システムで本人を特定するための識別子(ID)」 が格納されるだけで、「健康保険証そのもの」が入るわけではありません。

マイナンバーカードを健康保険証として利用した際、医療機関・薬局が参照できるデータは、以下の2つです。
 ①保険資格情報
 ②本人の同意(マイナ救急を除く)があった場合のみ医療情報(過去のお薬・診療内容等)。

保険証利用フロー

[iPhone版マイナンバーカード]の場合

iPhoneのWalletを開きマイナンバーカードを表示
 
Face ID/Touch ID/パスコードで認証
 
カードリーダーにかざす(電子証明書送信)
 
オンライン資格確認システムに照会
 
資格確認書を作成(印刷やPDF)
 
医療機関で受付完了

[物理マイナンバーカード]の場合

物理マイナンバーカードを受付に提出
 
本人確認(暗証番号入力など)
 
カードICチップの情報を読み取り
 
オンライン資格確認システムに照会
 
資格確認書を作成(印刷やPDF)
 
医療機関で受付完了

4.緊急時(マイナ救急)では保険証が紐付いた「物理カード」 が必要

緊急時の例外(マイナ救急)
意識不明などで本人の同意が取れない場合、「生命・身体の保護のために必要」と判断されたときに限り、救急隊や医療機関がマイナンバーカードから医療情報を閲覧できます(※マイナンバーカードに保険証の利用登録がされているときのみ)
このときは、電子署名による本人確認は不要になり、法的に認められた特例措置です。


令和7年10月1日から
「マイナ救急」全国一斉開始

総務省消防庁「マイナ救急」のサイト

ここをクリックすると別タブでサイトが開きます。


マイナ救急は、救急搬送時にマイナンバーカード(マイナ保険証)を活用して、以下のような情報を医療機関が確認できる仕組みです。
 過去の受診歴(最大5年分)
 処方された薬の情報(最大5年分)
 電子処方箋の履歴(最大100日分)
 手術歴、診療情報、特定健診の結果など

これらの情報は、マイナポータルに連携された医療機関の記録をもとに、救急隊員が専用端末で閲覧します。

5.マイナンバーカード(物理カード)持ち歩こう?

救急隊や医療機関が情報を確認する際も、専用端末で物理カードを読み取る必要があります。
しかし、スマホに「マイナンバーカードを追加した」だけでは、医療情報の呼び出しはできません。

いつ、自分が「マイナ救急」に遭遇するかもしれない!と思うのであれば、スマホ保険証だけでなく、マイナンバーカード(物理カード)も持つという選択をすることで、安心な気分になれるかもしれません。

私は・・・というと  

以下のような状況があるので、まだ保険証の紐付け(利用登録)をしていません。
でも、『マイナ救急』の仕組みができたことだし、環境が落ち着いてきたタイミングでマイナ保険証に移行します。

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