Life/アイスが溶ける前に逃げたい話

最近、「線状降水帯」ならぬ「自分の話の集中豪雨」に遭遇することが増えました。しかも、突然です。
雷注意報も出ていないのに、いきなり始まるんです。しかも長い。とても長い。

話しているのは、私のことではありません。いや、正確には「私に話している」けれど、内容は、お会いしたこともないご本人の家族、親戚、近所の誰か、そしてまた家族…と、登場人物が次々と変わる相関図トーク。

まるで昼ドラの再放送を3回連続で観ているような気分になります。
先ほど買ったアイスクリームはお会計前に溶けていく。これはもう、自然災害です。しかも予測不能。

「老害」って言葉、ちょっと考えてみた

最近よく聞く「老害」という言葉。でも、よくよく考えてみると、これは年齢の話ではなくて、行動や意識の話なんですよね。若くても、話を一方的に押し付ける人はいるし、年齢を重ねても、聞き上手な人もたくさんいます。

だから私は、「老害」という言葉を使うときは、ちょっとだけ心の中で敬遠されがちなコミュニケーションスタイルと翻訳しています。誰も悪気があるわけじゃない。脳の老化だって、自然現象ですしね。言い換えれば「仕方ないこと」なのかもしれません。

私のささやかな回避術

とはいえ、アイスが溶けるのは困る。なので、私なりの「次回こそは!」作戦を立てています。
  目が合わないように、さりげなく視線をそらす。
  あいさつはするけど、即その場を離れる。
  相手が話し始める前に、先手必勝で「じゃ、またね!」と笑顔で撤退。

でも、これがなかなか実行できないんですよね。気づけばまた、話の渦に巻き込まれている。アイスは溶け、私の心も少しだけ溶ける…

ふと、思うこと

こんなふうに避けようとしている私は、心が狭いのかな?と、ふと考えたりもします。でも、きっと誰にでも「ちょっとだけ距離をとりたいタイミング」ってあると思うんです。
  年齢枠なし:誰かに聞いてほしいだけナノ
  シニアに多い:自分が話していたいだけナノ

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